お客様は主に金属や廃品家電の買取を行われており、敷地内には常に資材が保管されています。
夜間は人通りも少なく街灯もまばらな為、敷地内に侵入されると資材を簡単に盗まれてしまう恐れがありました。
また、警備会社と契約して有事の際に警備員が駆けつけるサービスも検討されましたが、下記の点で採用されませんでした。
①最近の窃盗団の犯行時間は侵入から5分~10分程度なので、異常発報から駆け付けまでの平均時間が15分という警備会社のサービスでは後の祭りである。
②警備員の待機場所が近い場合、異常発報を受けて警備員が早く駆けつけ、犯人に出くわした場合でも拘束力は無く、最近の窃盗団には効力が薄いと思われる。(実際に窃盗団を拘束したという実績報告は皆無)
③有事の際、警備会社が異常・被害を確認後、夜間であっても必ずオーナーが呼び出されることになるので、誤報かどうかの遠隔確認がきちんとできれば確認係としての警備員契約は不要だと考えられる。
IPカメラ4台
まずは定点固定カメラとして、暗視が可能な赤外線投光器付、更に従来よりも遥かに高画質(2メガピクセル)の赤外線防水カメラを3台設置します。
そして敷地全体が見渡せる8mポールの上に遠隔で360度回転・20倍ズーム操作が可能なIPカメラ設置します。
合計4台のIPカメラは事務所内で常時録画します。
カメラ映像は、遠隔にてスマートフォン、iPhone 、iPadにて鮮明にモニタリング可能です。
もちろんオーナー様のご自宅PCからもライブ画面・録画画面共に閲覧操作可能です。
撮影映像(昼)
撮影映像(夜)
敷地内に侵入させないことを第一の優先順位に置き、万が一警戒線を超えた場合には瞬時に音と光により撃退し、同時にオーナー・関係者に自動音声とメールにて通報するシステムを採用しました。
①ゲート付近に夜間警戒中のみ働く、威嚇音声付センサーライトを設置。
夜間、ゲートに近づいた場合には「ここは警戒区域です。直ちに退去してください」と、自動アナウンスが流れセンサーライトが1分間点灯します。これで第一警戒ラインができます。
②第一警戒ラインを突破してゲートを不正に破って侵入した場合、赤外線ビームセンサーが反応し、フラッシュライトと防犯ベルで撃退モードに入り、同時にオーナー様の携帯電話に自動通報するように設定します。これが第二警戒ラインになります。
③今回は遠隔操作の出来るカメラを設置している為、夜間に第二警戒ラインの発報を受けた場合、瞬時に手元の携帯で映像と現場音声を確認することが出来ます。
更に、現場の拡声器に直接音声を送り、自らの声で撃退出来るようにします。